みなさんこんにちは

代表の尾西です。

「錦鯉を理想の形に大きくする!」

錦鯉好きなら誰しもが追い求めるロマンでしょう。

錦鯉は、「飼育する器に合わせて大きくなる」などと言われますが、そう簡単には理想の姿にはならず、だからこそ”身体を縦に伸ばして尾筒まで肉が入ったフットボールの様な体型”の鯉には非常に大きな価値があります。

模様の美しさや品評会で勝つ鯉も素晴らしいですが、体型や風格で魅せる錦鯉は魅力的で大変希少です。

よく「錦鯉は飼い方の違いで大きくなる」と言う人がいますが、1番は血統です!

このことは色んな生産者の錦鯉を同じ条件で飼育すると良くわかります。

身体の強い立て鯉を生産している生産者の鯉はエサの食べ負けはしませんし、個体差はありますが2歳3歳では腹がゆるくなりにくい様に感じます。

勿論、元々仕入れの時に身体の良さを見て仕入れますが•••。

あと大事なことはエサをよく食べるようにたまにエサを抜いたり適度に薬浴してあげるのも良いかと思います。

そして何より溶存酸素量も大切です。水に沢山の酸素を入れてあげる事です。

実際にナマズの養殖のための研究で、高水温と高い溶存酸素量によって給餌量が増加するという研究結果もあります。(錦鯉ではありませんが・・・)

J Buentello et al., 2000. Effects of water temperature and dissolved oxygen on daily feed consumption, feed utilization and growth of channel catfish (Ictalurus punctatus).

https://doi.org/10.1016/S0044-8486(99)00274-4

私も日々勉強です。みなさんも楽しみながら自分に合った飼い方で素晴らしい鯉を作ってくださいね。